木彫の小物入れ

サクラ　２８５x１１０x２３２

木工の修行をしていた先生の所では、家具製作の傍ら木彫教室も開いていました。

教室で使う材料作りや、彫り上がってきたものの、
組み立て、塗装は、私たち若い者の仕事でした。

さらりと彫る人、隅々までぎっしり彫る人、緻密な彫り、おおらかな彫り・・・

同じ材料でも出来上がりは、正に十人十色でした。

その頃、私が作りたかったのは

必要にして充分、プラスαのもの。

彫りは、そのα分に丁度良いと思えました。

その後、自分で仕事をするようになり、

手間のかかる彫りの仕事はだんだん減ってしまいましたが、

木を彫っている時は、時間がゆっくり流れていくようで、心が静かになります。

・お問い合わせ、ご注文はこちらからお願いします。