今年も年賀状を書く時期が巡ってきました。
94歳になる実家の父は、毎年木版画の年賀状を送ってくれていました。
毎年の年賀状を改めて並べてみると
勤勉な父の人柄まで伝わってくるようです。
この1枚に込めた父の思いに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
歳をとるに連れ、彫ることが難しくなり
2回程私が代わって彫りましたが、刷るのも大変になり
今年父は書くことも負担になってきたようで、
母の提案で、父の字のハンコを作り、それを押したらいいのではないかと。
そこで、版作りのため私に声がかかりました。
ハンコは出来上がり、先日実家に送りました。
ただ、昨年父が練習のため半紙に書いた字を見ていると
まだまだ大丈夫、書けるよと思えてきたのです。
年賀状は無理かもしれないけれど、
父さん、これからも筆を持って、素敵な字を書いてね。
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